複数の牛の姿勢・行動検知による早期発病検出

複数の牛の姿勢・行動検知

リアルタイムで複数の牛の骨格検出に成功

近年、国内の酪農・肉用牛生産に関する畜産分野では、労働者の減少・高齢化が進んで深刻な人手不足であるのに対し、
農林水産省の補助事業により農場の大規模化が進み、飼育する数は増加傾向にあります。

人手不足の影響で十分な観察時間を割くことができない場合、病気発見の遅れや発情期発見の遅れに繋がるため、
労働者の負担を軽減しつつ、生産性を向上させる管理技術が必要です。

従来の装着型の機器(ウェアラブルデバイス)では農林水産省のプロジェクト等にて、生産効率の向上が実証されつつありますが、
導入コストが高額な点や牛への負担も大きく課題も多くあります。
そのためマーカーレスで且つ、安価に手に入りやすい一般的なカメラでの実現が期待されていました。

そこで当社では牛の姿勢をVisionPoseに学習させ、カメラ映像からリアルタイムで複数の牛の骨格検出に成功しました。
取得した骨格データを元に牛の姿勢や行動を判別することで、牛の発病を早期に検出したり、
発情を表す、他の牛の上に乗りかかる行動(乗駕行動)などを検出することで繁殖期のサポートが期待できます。

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