2021年02月19日 リリース

危険な行動を検知して事故防止をサポート!姿勢推定AIエンジン「VisionPose」を利用した、エリア内異常検知システムを今春提供予定

エリア内異常検知
 


危険な行動を検知して事故防止をサポート!
姿勢推定AIエンジン「VisionPose」を利用した、
エリア内異常検知システムを今春提供予定

〜画面上に設定した任意のエリアへの侵入を体の部位ごとに検出可能〜

 

株式会社ネクストシステム(本社:福岡県福岡市、代表取締役社長:藤田 義生)は、人物の骨格情報を検出する姿勢推定AIエンジン「VisionPose」(※1)を利用した、危険な行動を検知して事故防止のサポートを行うエリア内異常検知システムを、2021年春頃をめどに提供開始する予定です。例えばカメラ映像に危険エリアを設定し、人物の特定の部位が設定したエリアに侵入した場合、アラートを表示できます。

従来のエリア内異常検知は、物体検出技術(Object Detection)を利用し人を物として捉えて検出するものが多かったのですが、本システムでは姿勢推定技術(Pose Estimation)で人物の骨格情報を取得しているため、体の特定部位ごとに検出できる点が特長です。

▼VisionPoseを利用したエリア内異常検知システムのデモ動画(危険行動検出)(※2)

▼VisionPoseを利用したエリア内異常検知システムのデモ動画(消毒的利用判定)(※2)

▼VisionPoseを利用したエリア内異常検知システムの利用イメージ(危険エリアへの侵入禁止の場合)

エリア内異常検知の利用イメージ

※1 VisionPose、及びVisionPoseロゴは、NEXT-SYSTEM co.,Ltd.の登録商標です。
※2 動画は開発中のデモ動画です。今後変更となる可能性がございます。

 

■画面上に設定した任意のエリアへの侵入を体の部位ごとに検出可能な点が特長!

エリア内異常検知システムは姿勢推定AIエンジン「VisionPose」で人間の骨格情報を30ポイント検出しているため、体の部位ごとに条件を付けられる点が特長です。例えば「指定したエリアに両足が侵入したとき」「指定したエリアに右手が侵入したとき」など細かく限定した条件をつけることで、単純な監視・防犯カメラ機能だけではない行動を伴った新しい視点での検出にご活用いただけます。エリアの設定はPC上でクリックするだけなのでどなたでも簡単に設定できます。

また、ネットワーク(IP)カメラをあらかじめ同梱しているため、届いてすぐの利用が可能です。ネットワークカメラとPCは物理的に離れて設置でき、保育園や幼稚園の場合は職員室にPCを置いておくなど、遠隔での見守りにも適しています。

 

▼VisionPoseを利用したエリア内異常検知システムの特長

エリア内行動検知の特長
 

■保育園や幼稚園、ご家庭などでも!今後の利用用途は?

厚生労働省の「令和元年(2019)人口動態統計月報年計(概数)の概況」によると、0~9歳のお子様の死因は「不慮の事故」が男女共に上位5位以内に入っています。(※3)成熟していないお子様の行動は予測しづらく、少し目を離した隙に危険な場所に侵入してしまうなどの事故に繋がる場合もあります。
そこでエリア内異常検知システムを利用し危険な行動をいち早くお知らせすることで、お子様の事故防止などへの活用が期待できます。

▼保育園・幼稚園・ご家庭での利用イメージ

保育園での利用イメージ

また、エリア内異常検知システムは、幼稚園や保育園、ご家庭でのお子様の行動を検出するだけでなく、医療や介護現場での患者様、工場の作業員などさまざまな場面での利用も可能です。

【エリア内異常検知システム活用案】
・工場内で危険なエリアに作業員が侵入した場合にアラート
・認知症の方が安全なエリアから出た場合にアラート
・遊園地のアトラクションなどお子様の身長が規程より低ければアラート
・商業施設の入り口にて、消毒液を手に噴射したかの有無。未噴射の場合にアラート

※3 厚生労働省 令和元年(2019)人口動態統計月報年計(概数)の概況より

 

■姿勢推定AIエンジン「VisionPose」とは?

エリア内異常検知システムに利用する「VisionPose」とは、カメラ映像や画像・動画ファイルから人物の骨格情報を最新の人工知能技術を使って自動検出できる当社独自開発の人工知能エンジンです。さまざまな開発にご活用いただけるSDK形式と、研究用途にご利用いただける機材一体型のパッケージ形式での提供を行っており、現在は大手・中小企業をはじめ、発売から約2年でシリーズ累計200社を超える企業にご導入いただいています。(2021年2月時点)

また、「VisionPose」は対応プラットフォームの拡充とともに、産業、スポーツ、エンターテインメント、医療・リハビリなど、あらゆる分野で利用を拡大してきました。

当社は引き続き「VisionPose」の開発を進め、人物検出を伴うさまざまなシステムの基幹技術として多くの開発でご利用いただくことで、より良い社会作りに貢献していきたいと考えています。

 

▼VisionPoseお問い合わせの業種と利用用途 
VisionPoseの利用業種・用途

▼VisionPose WEBサイト
https://trial.visionpose.com/
 

 

■株式会社ネクストシステム

代表者  : 代表取締役 藤田 義生
所在地  : 〒811-1302 福岡市南区井尻3-12-33 アンビエント井尻2F
設立   : 2002年8月
事業内容 : AI、xR(AR/VR/MR)などの最先端システムの研究開発
資本金  : 8,075万円
Webサイト : https://www.next-system.com/
Facebook : https://www.facebook.com/nextsystemcom/
Twitter  : @NEXT_SYSTEM_Co(https://twitter.com/NEXT_SYSTEM_Co

 

■本件に関するお問合せ先
株式会社ネクストシステム 広報担当:田中

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