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みなさまこんにちは。
ネクストシステムの広報担当田中です。
昨年10月にKinectの販売中止が決まり、
こちらを使用した開発をしていらっしゃる方々におかれましては、
『燃え尽きたよ・・・真っ白にな・・・・・・』
というレベルで重めの打撃をもらってしまったのではないかと思います。

Kinectの販売中止を知ったユーザーのイメージ
さて、人ごとのように話していますが、実は弊社でも例外ではないのです。
進化型ARサイネージ『Kinesys』という製品でバリバリ使用してます。
もちろん販売停止が発表された時点で、リスク分散のため在庫集めに奔走しました。
めちゃくちゃ頑張りました。
が、それだけではいつかガタがきてしまいますよね。
そう、Kinectに頼らず骨格を検知したい!!
心の底から!
というわけで代替品となりそうなものを検討しました。
上記の記事の中で特にDeepLearning(深層学習)を使った骨格検知システムに焦点をあて、実際に試してみたりと色々検討を重ねた結果、
『Kinect販売中止になったし、類似製品はちょっとお高めだし作るか!!』
ということで、Kinectの代替品を作ることになったわけでした。
弊社では、すでにDeepLearning(深層学習)を使った画像認識のノウハウがあったという点も理由の一つですね。
そして現在開発中のWEBカメラとDeepLearning使った骨格検出システムの名前が『VisionPose』です。

アイコンできたよ
※以下、現在開発中のため、変更となる場合があります。
VisionPoseとは?
Kinectに頼らず、DeepLearning(深層学習)を使用し、WEBカメラだけで人間の骨格を検出することができるシステムです。
野球やテニス、ヨガなどの複雑な動きもほぼリアルタイムでボーントラッキングが可能です。
※類似製品とはニューラルネットワークの構造や関節のつながりを検出する仕組み等が異なります。
VisionPoseの良いところは?
①深度センサーなしで人の骨格情報を捉えることができる
WEBカメラのみで骨格情報を抽出可能ため、従来よりお手軽に骨格検出を行うことができます。
②複数人の骨格抽出に長けている
一回の処理で複数人まとめて、骨格の検出が可能なため、人が増えても処理時間が一定です。
弊社エンジニアによると有名な類似製品よりも複数人の骨格抽出にかけては処理時間が上回るとのこと。
③深度測定にも対応
現在ステレオカメラ(WEBカメラ2台)を使用して深度を測定する方法検討・開発中です。
④用途制限なく、できるだけお求めやすい価格で提供予定。
買い切りで且つ、できるだけ求めやすくご提供させていただく想定です。
⑤SDKとして提供予定なため、使いやすい。
インターフェースもできるだけわかりやすく作りたいと考えてます。
KinectSDKに近いインターフェースにする予定ですので、Kinectを使っている方にとっても、
プログラムが作りやすいかもです。
⑥赤外線を使用しないため、屋外での使用がしやすい。
反対に光量が少ない(暗いところ)では使用は難しくなりますが、屋外で使いやすい方が使う幅が広がりそうですよね。
⑦一度に骨格を抽出できるMAX人数の制限がない。(Kinectは6人まで)
カメラに映る範囲は抽出できそうです。
VisionPoseの販売目処は?
2018年3月を目処に開発を進めてます。お楽しみに^^
【2018年3月30日更新情報】
2018年4月2日よりα版の提供を順次開始します。
詳しくは下記リリースをご確認ください。
※お申し込みが多い場合、対応にお時間がかかる可能性がございます。ご了承くださいませ。
※今後の参考のために会社名や使用用途・目的などもご教示いただける範囲でご記載いただけますと大変嬉しく存じます。
【2018年4月17日更新情報】
現在、α版を先行的に提供させていただいた企業様から受けたご要望等のフィードバック対応を行っており、恐れ入りますが、企業様の対応を優先しております。
個人様向けには、Kinectのようなカメラ付パッケージとして、より使いやすい形での提供を考えておりますので、今暫くお時間を頂ければと思います。
準備が出来次第、弊社WEBサイトやSNS等でお声がけさせて頂けましたら幸いです。
引き続き開発を進めて参りますので何卒宜しくお願いいたします。
よくある質問
類似製品とは何が違うの?
・別のアルゴリズムを使用しているため、ニューラルネットワークの構造が違います。
・関節のつながりを検出する仕組みが違います。
・用途制限なく、お求めやすい価格で提供予定。
・複数人の骨格抽出に長けています。
・深度測定に対応します。(現在開発中)
→ちなみにベータ版ですがOpenPoseも深度測定機能が入ってるみたいです。
https://github.com/CMU-Perceptual-Computing-Lab/openpose/blob/master/doc/openpose_3d_reconstruction_demo.md
世の中の反応は・・・?
楽しみにしてます。ライブラリ販売までこぎ着けてほしいです
— 早稲田治慶@IPD58.5 (@waseda_fablab) 2017年12月22日
スゴい!
これ使ってVRの全身トラッキングできるんじゃない?#VR #VisionPose https://t.co/p8Mx3jJnCU— てん👍 (@ten_pla) 2017年12月27日
服を着て動いている人体の骨格を検出するシステム。バレエの技術習得に応用できればかなり画期的。さまざまなメソッドの違いを把握するのにも有効か。→【Deep Learning】骨格検出システム『VisionPose』を開発しました。 https://t.co/mOrYdMFLw8
— 門 行人 (@y_cadeau) 2017年12月28日
VisionPose開発したのあのカメラアプリリリースしたとこか
まじ頑張ってほしい https://t.co/3XBZCuCVhi— 小林@ARおじさん (@AR_Ojisan) 2017年12月25日
全身トラッキングのハードル下がりそう
【Deep Learning】骨格検出システム『VisionPose』を開発しました。 https://t.co/3A3TqPS46N @YouTubeさんから— ふしめろ@バーチャルYouTuber (@hushinomiya) 2017年12月23日
めっちゃ期待されてるーーー!!!(大興奮)
弊社・・・弊社・・・頑張ります!!
おまけという名のご褒美
元チェッカーズのベーシスト『大土井裕二』さんにも、VisionPoseのデモを体験してもらいました。
大土井さん、何してるんですか!!(大歓喜)
VisionPoseの仕様上、お顔が隠れてるため大土井さんかどうか判別し辛いのが玉にキズですが、お茶目さが垣間みえて控えめにいって最高です。ごちそうさまです。
こんな無茶ぶりにも快く引き受けていただき、誠にありがとうございます。
ちなみに金髪もじゃもじゃの人は弊社のゼネラルマネージャ兼チーフプロデューサとなっております。
【2/15日更新】最新情報
現在ボーン検出に続いて深度(カメラからの距離)を取るべく日々開発をしていますが、
ついに複数人の深度を取ることができるようになりましたー!
まだまだ速度や精度を上げるべく引き続き開発していきます。
※動画の数字はカメラからの距離を表しています(m単位)
まとめ
現状の開発情報をまとめてみました。
引き続き最新情報についてはTwitterなどで更新していくつもりです。
続報をお楽しみに〜^^
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