みなさんこんにちは。
最近歯の矯正をしようと思って矯正歯科に行ったら、
歯を8本抜きましょうと言われたネクストシステム広報担当の田中です。(親知らず4本+隙間開ける用に4本)
あれから2ヶ月が経とうとしています。(怖くて歯医者に行けないアラサー)
そんなことはさておき、
日々急速に発展するAI(人工知能)市場ではありますが、
弊社でもWEBカメラとDeeplearningを使った骨格検出システム『VisionPose』を開発していたりと、更に熱が入ってくるのを感じております。
弊社のFacebookでは、
日々の開発情報から特に意味のない広報担当のつぶやきまで、ありとあらゆる事柄を毎日発信しているのですが、
ブラウザで試せるAI(人工知能)系のWEBアプリサービスの情報が溜まってきたので、
備忘録がてらこの辺でまとめてみようかと思います!
どれも手軽に試せるものなので、ぜひ体験してみてください。
もくじ
AvatarSDK
itSeez3D社のスキャンアプリには日頃大変お世話になっておりますが、
アメリカのitSeez3D社が開発した、AI(人工知能)分野の技術を搭載した3Dアバター作成SDKのデモがあったので試してみました。
すると、一枚の顔写真から3Dアバターを作成できるのですが昨今の3Dアバター作成ツールには珍しく、
『実物より可愛くなるっぽい』
ということに気づいてしまい、なんか悔しかったので実物との差異を少しでも軽減するべく、色んな顔で試したところ最終的にどっこいどっこいな顔ができました。(動画の最後参照)
なんだろうこの喪失感。
デモはこちらから。皆様もよかったらお試しください。
美人しか学習させてないんじゃないか疑惑があります。個人的に。(ひがみ)
Talk to Books
皆様は本屋で欲しい本を探すとき、どのように探しだしますか?
欲しい本が決まっているときは、検索機でタイトルや著者名を入力して探すことが多いのではないでしょうか。
でも欲しい本が漠然としていたら?
表紙や帯など少ない情報の中で気になる本を探す必要があります。
今までは本屋の店員さんか司書さんに聞いたりしてましたが、Googleさんから、
キーワードではなく文章レベルで質問するとその文章に関係する本を10万冊のGoogle Booksの中から紹介してくれる「Talk to Books」
というデモが今年発表されました。
例えば、「寿司の作り方は?」と聞くと、
「寿司酢をつくるには、米酢、砂糖、塩を小さな鍋に入れーーうんたらかんたら」
みたいな寿司の作り方が書かれた本が紹介されるんですね!
たまにカリフォルニアロールの作り方が混じってたりしますが。
(カリフォルニアロールは寿司ではない派。異論は認めます)
まだ日本語対応はされていませんが、よければ試してみてください。
この技術があればより早く目的の本に出会えますし、今後が楽しみですね。
■お試しはこちら
SEMANTRIS
過去最大に社内で盛り上がったAI(機械学習)を使ったゲームをご紹介します。
その名も『SEMANTRIS』。
Google検索でも使われているセマンティック技術を使ったブラウザでできるゲームです。
今日はARCADEという種類の方を試してみてたんですが、これがテトリスチックで楽しいのです。
遊び方は簡単!
指定された単語に関連する言葉を打ち込むだけと関連する順に並び替えられ範囲の中の文字が消えます。一番上まで単語が積み上がってしまうとゲームオーバーです。
※指定された単語の関連度が一番高くなるような、関連語を書くとより多くの単語が消えます。
ちなみに社内での最高得点は3160点でした。
中学生くらいの単語力でも楽しめますし、
なんだったらローマ字で答えても意外と大丈夫という裏技があるので、
とりあえず単語の意味がわかるという英語力が必要となります。
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Khrome
突然ですが、カラーパレットを作るのって難しいですよね。
新しいブログ、WEBサイトなど作成する時は、最初に決めておいた方がいいんですが、どの色が合うのかわからない・・・
そんな時に使えるサービスがこちら!
自分の好きな色のカラーパレットを人工知能が提案してくれるWEBアプリ『Khrome』!
使い方は最初に好きな色を50色選ぶだけ!
写真は広報担当の好きな色で構成されたカラーパレットですが、可愛い色合いですよね。
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Emoji Scavenger Hunt
Googleから人工知能分野の技術を使ったミニゲームが発表されています。
その名も『Emoji Scavenger Hunt』!
指示された絵文字と同じものを現実空間で見つけて、時間内にカメラに映すとクリアです。
スマホでも体験できますし、盛り上がりますよ〜
ところで海外でも絵文字は「EMOJI」なんですね。
■お試しはこちら
Logojoy
ロゴデザインって難しいと思いませんか?
小さな範囲で商品や会社の想いを伝えなければならないというのは簡単そうに見えて実は大変ですよね。
そんなときはこちら!
AI分野の技術を活用し、ロゴデザインを作るサービス「Logojoy」をご利用してみてはいかがでしょうか!
実は2年ほど前からあるサービスではありますが、ロゴにしたいフォントや、色、アイコンなどを選ぶと、色々なパターンのロゴを提案してくれます。
試しにネクストシステムで作ってみたところ、
文字とアイコンという簡易的な作りではありますが、とてもおしゃれな感じになりました。
DLは有料ですが、デザイナーに方向性を伝えたり、デザイン案としても使えそうです。
■お試しはこちらから
Quick, Draw!
疲れた頭にリフレッシュ!Googleさんの機械学習を使ったミニゲームはいかがでしょうか?
その名も、『Quick, Draw!』
ユーザーが指定されたお題の絵を時間内に描いてマシンに当てさせるミニゲームです。
出題される6つのお題に、マシンの回答がすべて正解だったら勝利なんですが、これがなかなか楽しいのです。
ちなみに遊べば遊ぶほど、人工知能の頭がよくなります。(脳の構造を再現したニューラルネットワークが学習する)
個人的には『走り書き』というお題が難問でした。何書けばいいの???
■お試しはこちら
※LAUNCH EXPERIMENTというボタンをクリック!
Scrying Pen
先ほどご紹介した、機械学習を使ったミニゲーム「Quick,Draw!」は、ユーザーが指定されたお題の絵を描き、マシンに当てさせるというゲームでした。
本日ご紹介する「Scrying Pen」は「Quick,Draw!」を使って集めた学習データを利用して作られた、AIが次に描く線を予想してくれるシステムです。
画像は猫というお題にセットして、猫を描いている途中の絵です。
緑の線が人工知能(機械学習)で予想している線なのですが、猫ちゃんの口と髭を描かせようとしていることがお分かりでしょうか。
特に何ができるわけじゃないんですけど、人工知能(機械学習)がどんな認識をしているか知るという意味では面白いかもしれません。
ちなみに人工知能(機械学習)のお導き通りに描くと謎の物体ができました。
もっとデータが貯まればだんだんもっと猫らしくなっていくのかもしれませんね。
■お試しはこちら
※お試しする際はLAUNCH EXPERIMENTをクリック
AutoDraw
こちらでご紹介する「AutoDraw」は、以前ご紹介したAI(機械学習)が次に描く線を予想してくれるシステム「Scrying Pen」とは違い、もはや全て描いてくれます。
なんでも、どんなに絵心がない人が書いたイラストでもユーザーの描きたい絵を判断して、プロのデザイナーが描いたイラストを提案してくれるらしいのです。
そこで!
弊社でも屈指の絵心のなさ誇る社員に
「カンガルー」というお題で描いてもらっても推定してもらえるか?
を試してみました。
それがこちら。
成功してるーーーーーー!!!!
このカンガルー、全然飛び跳ねなさそうなのに・・・
『自由の女神』というお題でも描いてもらいました。人間は難しいぞ・・・?
やっぱり推定されてるーーー!!!!
完全に丑の刻参りしてスッキリしてきた、お風呂上がりの人なのに!!
のちに彼は
「人に伝わらなくてもAIには伝わるんです」
という名言を残しています。なんだか彼が巨匠に見えてきました。
■お試しはこちら
※お試しする際はLAUNCH EXPERIMENTをクリック
Personality Insights
人工知能で性格判断ができるらしいぞ〜〜〜!
『Personality Insights』というWEBサービスでは、IBMの人工知能であるWatsonを使って、テキストから性格を診断することができるのです!
なんでも言語ごとにTwitterデータを集めて学習させてるそう。
診断はTwitterアカウントを連携するか、今まで書いたテキストを貼り付けたりすることで診断できます。
画像は広報担当の診断決定ですが、なかなか広報っぽい結果が出たので、これ見よがしに載せておきますね。感情起伏が3パーセントだったのは切り取りました。
■お試しはこちら
waifu2x
例えばPCの待ち受け用にネットで画像を検索して、保存しようとしたら、
『画像小さいんかーい!大きい画像くれ〜〜〜〜』
みたいなことありませんでしょうか。
そんな時おすすめしたいのが『waifu2x』!
数年前からあるツールなんですが、AI(人工知能)が画像の荒さを補完し滑らかな拡大画像を作ることができるツールです。最近先輩に教えてもらったんですが、めちゃくちゃ使えるんです!
昔はイラスト専用だったのですが、最近(といっても約1年前)から写真も対応されたようでさらに便利になりました。
下の写真は解像度が低い写真を『waifu2x』を使って補正してみたのですが一目瞭然ですよね〜。ちょっとぬるっとしてる感ありますが。
ぜひ、画像の小ささにお困りの際には使ってみてはいかがでしょうか?
■お試しはこちら
Let’s Enhance
昨日ご紹介した、AI(人工知能)を使って解像度が低い画像を大きくて綺麗な画像にすることができる『waifu2x』ですが、類似ツールを発見したので試してみました。
その名も『Let’s Enhance』というツール。
加工は一日5枚までなのと、DLするには会員登録が必要なのですが、もし『waifu2x』より綺麗な画像を作れるとしたら使ってみるのもありかも・・・ということで、使って比較してみたのが下図です。(Let’s EnhanceはMagicという加工を使ってます)
うーん、『waifu2x』の方がぬるっと滑らかで輪郭は少しボケているのに対し、『Let’s Enhance』は輪郭はくっきり目だけどちょっとざらついているような印象・・・。
これは好みが分かれそうですね。皆さんはどちらの加工がお好みでしょうか?
■お試しはこちら
■詳しい使い方はこちらが便利
Giorgio Cam
Googleさんから発表された、
AIがイケてるラッパーになる『Giorgio Cam』が面白かったのでご紹介します!
下のリンクから『LAUNCH EXPERIMENT』をクリックすると、
イケてる音楽が流れ始め、イケてる男性の合成音声がイケてるリリック(歌詞)を音楽に乗せて歌い出します。
途中カメラで撮るように指示されるので、カメラで好きなものを撮ると、AIが画像から物体を認識し、その物体に合わせたリリックを表現しだすんですよ。
それにしてもこのAIきっちり韻を踏んでやがる・・・!
いやーそれにしても。こんなラップをAIに見せつけられたら、
負けた気がするよ本当!見せつけてやろうぜ俺たちの才能!YEAR!
って感じですよね(どや顔)
・・・ぜひこちらから試してみてください。
おそらくみなさんの首は縦揺れになることでしょう。
Teachable Machine
「AI(人工知能)ってよく聞くけどハードルが高いしよくわからないんだよ!」
・・・と夜な夜な枕を濡らしているあなた。
理解するためには聞くより、見るより、やってみるのが一番だと思いませんか?
実は、非エンジニアでもブラウザ上で簡単に機械学習(マシンラーニング)を体験できるツール『Teachable Machine』をGoogleさんが公開しているのです!
なんと、学習させたいものをそれぞれ撮影(最大3種類)するだけで、
カメラにどれが映ってるのか判断し、映った結果によって別の結果を反映する
・・・といった簡易的な機械学習体験が可能なのです!すごすぎ!手軽すぎ!
本当に簡単なクリック操作だけで体験可能なので、皆さんもぜひ色々な物体を認識させて遊んでみてください。
■お試しはこちら
まとめ
今までFacebookでご紹介させていただいたものをまとめさせていただきましたが、
こうしてみると、Googleさんの『AI Experiments』でも紹介されているものが多いですね。
『AI Experiments』ではAI研究の成果を体験できるWEBサイトとして、さまざまなデモが公開されてます。
これからもどんどん新しいサービスが出てくると思いますので、みなさまもぜひチェックしてみてくださいね!
また弊社でもAI開発を行っていますがAIの中でも特に画像認識系の開発を得意としています。
カメラだけで人間の骨格情報を検出できる姿勢推定AIシステム「VisionPose」など、マーカレスなモーションキャプチャの開発に役立つ製品を開発していますので、ぜひ一度ご確認ください。
▼ネクストシステムのAI開発事例
▼VisionPoseのWEBサイト
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