2022年10月05日 リリース

i-PRO製AIカメラに搭載可能な「VP骨格検出アプリケーション」を販売開始 〜「VisionPose」技術がAIカメラに搭載可能に〜

VP骨格検出アプリケーション
 


業界初! AIカメラ搭載の骨格検出アプリケーション
i-PRO製AIカメラの機能拡張ソフトウェア
「VP骨格検出アプリケーション」を販売開始

〜姿勢推定AIエンジン「VisionPose」技術がAIカメラに搭載可能に〜

 

株式会社ネクストシステム(本社:福岡県福岡市、代表取締役社長:藤田 義生、以下「ネクストシステム」)は、i-PRO株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:尾崎 祥平、以下「i-PRO」)製のAIカメラ(AIネットワークカメラ、AIモジュールカメラ)の機能拡張ソフトウェアとして「VP骨格検出アプリケーション(※1)」を製品化し、今月より販売を開始します。

「VP骨格検出アプリケーション(※1)」はネクストシステムが独自開発した姿勢推定AIエンジン「VisionPose(※2)」の技術を利用し人体の骨格情報を取得する、i-PRO製AIカメラ専用の機能拡張ソフトウェアです。
カメラに搭載された本ソフトウェアで検出した骨格情報は、ネット経由でリアルタイムにWEBブラウザに映像と重ねて表示することが可能になっているほか、手軽に扱えるWebSocketインターフェースでも出力可能なため、PC、モバイル端末、エッジデバイス、サーバーなどで受け取り、WebSocket通信に対応したカメラアプリケーションで分析処理や表示処理を行うことが可能です。また、付属の「WebSocketクライアント・サンプルアプリ(※3)」を使えば、骨格情報をJSON、CSV形式でファイルに書きだすことが可能ですので、それらのファイルの記録データを分析・利用することなども可能です。
AIカメラを利用した「行動検知」、「作業分析」など、お客様の様々なアプリケーション開発やシステム開発に活用ください。

<VP骨格検出アプリケーション WEBサイト>
https://www.next-system.com/visionpose/extensions/vp-skeleton-detection

※1 本製品をご使用になる場合は、別途i-PRO製AIカメラが必要となります。
※2 VisionPose®は、株式会社ネクストシステムの登録商標です。
※3 WebSocketクライアントとして動作するPythonのサンプルプログラムです。 VP⾻格検出アプリケーションが搭載されたAIカメラとWebSocketで通信し、カメラから受信した⾻格情報データをJSON形式やCSV形式で出⼒しますので、出⼒データを分析・活⽤したり、または、お客様がアプリケーションを開発する際の参考にしていただく事ができます。

 
 

▼VP骨格検出アプリケーションのシステム構成例

VP骨格検出アプリケーション構成図

 

■VP骨格検出アプリケーションの特長

1.姿勢推定AIを利用した各種開発やシステム組込みが簡単に
本製品は、姿勢推定AIエンジン「VisionPose」の技術をAIカメラ搭載用に製品化したものです。
カメラだけで、カメラ映像の出力に加えて骨格情報の検出とその出力が可能になります。骨格情報の出力は、WEBブラウザでリアルタイムに確認することが可能なほか、汎用的で手軽に扱えるWebSocketインターフェースでリアルタイムに出力可能なため、姿勢推定を利用した各種のアプリケーションの試作開発や、お客様のシステムへの組込みなどが簡単に行えます。

 

2.WEBブラウザで骨格情報をリアルタイムに表示可能
本製品には、カメラ映像にオーバーレイする形で骨格の動きを色付きで表示する機能が標準で搭載されています。ネットワークにつながったPCやモバイル端末などのブラウザ上で、カメラ映像とその中の人物の骨格の動きをリアルタイムで確認可能です。
表示する骨格情報のキーポイント数は17キーポイントとなっています。

 

3.省スペース&低コストでの導入
今まで「VisionPose」をお使いただくためには、AI処理用に高性能なGPU搭載PCやエッジデバイスが必要でしたが、本アプリケーションでは、カメラ上のプロセッサーでAI処理を行いますので、AI処理用に別途PC機材等を用意頂く必要はありません。そのため、導入費用を抑え、簡単で省スペースな設置が可能です。
また、対応するi-PRO製AIカメラには、小型の「i-PRO mini(※4)」や機器組込みや開発試作にも便利な「モジュールカメラ(※5)」もお選び頂けますので、店舗などでの景観を損なわないような設置や、機器に組み込んだ形での設置も可能です。特に「モジュールカメラ(※5)」は、比較的お手頃な価格で購入でき、試作にも適していますので、研究や開発試作用途にもお勧めできます。

 

▼「VP骨格検出アプリケーション」が搭載可能なi-PRO製AIカメラ(2022年10月時点)

AI Camera
 

■姿勢推定AIエンジン「VisionPose」について

本アプリケーションは、i-PRO製AIカメラ上で動作する機能拡張ソフトウェアの、ネクストシステムにおける第三弾として製品化され、第一弾の「VP1人作業検知アプリケーション」、第二弾の「VPエリア内異常検知アプリケーション」と同様にネクストシステムが独自に開発した姿勢推定AIエンジン「VisionPose」を利用しています。

「VisionPose」とは、カメラ映像や画像・動画ファイルから人物の骨格情報を自動検出できる当社独自開発の人工知能エンジンです。さまざまな開発にご活用いただけるSDK形式と、研究用途にご利用いただける機材一体型のパッケージ形式での提供を行っており、現在は国内大手企業を中心に、シリーズ累計300社を超える企業にご導入いただいています。(2022年10月時点)

「VisionPose」は、今まで、高性能GPU搭載PCやNVIDIA Jetsonなどのエッジデバイス、iOS/iPadOS、Androidなどモバイル端末、などのハードウェア上でご利用頂いておりますが、本製品の提供により、AIカメラ上でのご利用も可能になりました。VisionPoseを搭載することが可能なハードウェアプラットフォームの幅広い選択肢の中から、お客様の目的に合ったプラットフォームをお選び頂く事が可能となっております。

ネクストシステムでは引き続き「VisionPose」の開発を進め、人物の動きの検出を伴うさまざまなシステムの基幹技術としてご利用いただくことで、より良い社会作りに貢献していきます。

 

▼VisionPose WEBサイト
URL:https://www.next-system.com/visionpose

▼VisionPose導入事例ページ
URL:https://www.next-system.com/visionpose/recent-case

 

■株式会社ネクストシステム代表取締役社長 藤田のコメント

この度は、i-PRO製AIカメラの機能拡張ソフトウェアとして「VP骨格検出アプリケーション」を販売開始いたします。これにより、発売以来、非常に多くのお客様にご好評いただいている姿勢推定AIエンジン「VisionPose」の技術をi-PRO製AIカメラに搭載しご利用いただくことが可能になります。
i-PRO製AIカメラには、小型でお手頃な「i-PRO mini」や「モジュールカメラ」もありますので、各種の研究開発やプロトタイピングにも最適です。お客様の様々なアプリケーションの試作・開発やシステムへの組込みなどにお役立てください。
弊社は、今後ともi-PRO製AIカメラ上に弊社のAI技術を駆使したさまざまなアプリケーションを提供し、便利で豊かな未来社会の実現に取り組んでまいります。

 

■株式会社ネクストシステム 概要

代表者代表取締役社長 藤田 義生
所在地福岡市南区井尻3丁目12番33号
事業内容姿勢推定AIエンジン「VisionPose」の開発・販売
AIによる行動解析、エルゴノミクスシステムの研究開発
xR(AR/VR/MR)などの最先端システムの研究開発
設立2002年8月
WEBサイトhttps://www.next-system.com/
Facebookhttps://www.facebook.com/nextsystemcom/
Twitter@NEXT_SYSTEM_Co(https://twitter.com/NEXT_SYSTEM_Co

■i-PRO株式会社 概要

代表者代表取締役社長 尾崎 祥平
所在地東京都港区港南二丁目15番1号
事業内容セキュリティ・医療・産業分野向け機器・モジュールの開発、製造、販売
システムインテグレーション、施工、保守、メンテナンス及びこれらに関するサービスを含む各種ソリューションの提供
設立2019年10月
WEBサイトhttps://cwc.i-pro.com/

 

■VP骨格検出アプリケーションに関するお問い合わせ先

お問い合わせフォーム:https://www.next-system.com/visionpose/contact?ipro

 

■本件に関するお問合せ先
株式会社ネクストシステム 広報
問い合わせフォーム:https://www.next-system.com/contact/form_other

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